華子(@hanako__t)です。
松坂桃李さん主演でテレ朝ドラマ「微笑む人」がドラマ化されると公表されました。
原作者の貫井徳郎さんもご自身のブログでこの作品の映像化についてと思われるコメントをしています。
それと、久しぶりに作品が映像化されます。数日以内には発表される予定です。
『愚行録』も『乱反射』もキャストが「おおっ」と言いたくなるほど豪華でしたが、今回も負けていません。加えて、今回は脚本家が「おおっ」です。原作者の名前なんかより、脚本家の名前を前面に出して宣伝した方がいいと思います。以上、今年は仕込みの年になりそうですが、がんばりますのでどうぞよろしくお願いします。
※貫井徳郎公式ブログより引用添付
この記事は「微笑む人」キャスト一覧まとめになっています。
原作小説とドラマの結末の違いが気になるところ。ドラマ公開当日が楽しみです!(※以下一部原作のあらすじ・ネタバレを含みますのでご注意ください。)
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ドラマ「微笑む人」の簡単な紹介
このドラマは貫井徳郎さんの小説(イーブックジャパンにて一部無料試し読み可能)を元にした作品です。
■放送日は3月1日21:00~、「テレビ朝日」で見ることができます!
原作小説では、結末がはっきりせず「モヤった」「よくわからなかった」「どう解釈したらいいんだろう」という声も多く聞かれたこの作品ですが、ドラマ化されるとその結末はどうなるのでしょうね!
松坂桃李さんファンの方、貫井徳郎さんの小説がお好きな方はもちろん、ミステリードラマ作品を楽しみたい方も期待できるのではないでしょうか。要チェックです!
- ドラマ名:微笑む人
- 放送局:テレビ朝日
- 放送日: ■2020年3月1日21時~
- 原作・脚本・演出:貫井徳郎・秦建日子・落合正幸
- 公式サイトURL:https://www.tv-asahi.co.jp/hohoemu/#/?category=drama
- 公式Twitter:テレ朝宣伝部
- 主要キャスト:松坂桃李、尾野真千子、生瀬勝久、福田転球、田中要次、阿部亮平、薬丸翔、佐藤乃莉、小久保寿人
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「微笑む人」の視聴率は?
ドラマ終了後、分かり次第更新いたします!
ドラマ「微笑む人」のあらすじ
原作との違いに注目です!さてどうだったのか??※以下ネタバレ注意です!!
冒頭・河原にて
仁藤が妻と娘を殺人するシーンから始まる…。
裁判所にて
鴨井晶が傍聴席にて待つ裁判所に仁藤が現れ、裁判が始まる。
裁判官が「調書に書かれた動機は本当か?」と尋ねるものの仁藤はそれをあっさりと認め「本を置く場所が欲しかったから部屋を広くしたかった」「2人がいなくなれば本の置き場が確保できると思った」と話す。
納得できない晶はその場で「嘘だ!」と叫び、退廷を命じられてしまう。
それを見て、仁藤は微笑んだ。
晶の自宅にて
夫婦で話す傍らで、仁藤のニュースがテレビから流れている。
そこへデスクの井上から晶のもとへ着信。
記事作成を依頼してきた井上に晶は逆に「仁藤の裁判記事を書かせてほしい」と直訴し、どうしても取材したいと交渉する。
仁藤が妻子を殺害した事件について調べる晶
当初水難事故とされていたが、目撃情報があり仁藤を改めて取り調べしたところ犯行を認めたという流れだった。
裁判所へ井上が晶を迎えに来る
退廷を命じられやらかしてしまった晶相手に井上は怒り心頭。「言い訳は?」と問う井上に対し晶は仁藤はキャンディレイをつくるのが上手だったと話す。
晶は井上に仁藤と自分が知り合いであること、子ども同士が同じ幼稚園であること、仁藤が愛妻家で幼稚園でも人気者出会ったことなどを話した。
幼稚園での仁藤とのエピソード
教室で晶と仁藤は子供たちへ渡すキャンディレイを作成していた。それが終わり晶は仁藤を食事に誘う。
晶は大した深い意味はなく、しかし「異性の友達は日常を楽しくしてくれる」という若干の下心もありながら、女性同士ならママ友としてランチにも行く。だから仁藤にも「親友(おやとも)」として食事はどうか?と誘ったのだった。
しかし仁藤は「友情は距離を保ってこそ、食事は距離が近すぎる、妻がよく思わない。妻の嫌がることはできない。」と丁重にお断り。
それに対して晶はびっくりを通り越して感動し、なんて妻想いで誠実な男性なんだと驚いた。
そして、自分が実際に仁藤とそんなやり取りをしているため余計に、仁藤が妻子を殺し、しかもその動機が「本の置き場所が足りなくなったから」なんておかしいと感じて裁判所で声を荒げてしまったのだった。
それを聞いた井上は、「お前が仁藤の真実を暴けるなら、次号晶の署名記事でやろう」と提案、晶もノリノリで快諾する。
晶の自宅前にて
お隣の女性が、晶の自宅前まで掃き掃除をしてくれていた。その姿を苦々しそうに見つめる晶。ため息をつきながら自分の家の前の掃き掃除はしないでくれと話す。
隣の女性は、「気になさらないで、どうせついでだから。」と返答。
晶はとても迷惑そうな表情だった。
自宅に入ると、専業主夫の夫が生姜焼きご飯を作って待っていた。喜びながら「特製生姜焼きだよ」と娘は笑顔。
そのキッチンに夫や自分が書いた文字ではない生姜焼きのレシピメモの存在に晶は気づいていた。
だが、晶はそのまま夫に自分が仕事で巻頭特集を任され、署名付きで記事が出せるといういいニュースを報告。夫婦で喜びあった。
そこに晶の携帯へ着信が…。晶は一旦電話に出るも、「そのまま続けてください。」とだけ言い残し切ってしまう。
横浜拘置所にて
刑務所でも生姜焼きが食事として配られていた。微笑みながら食事を受け取る仁藤。
刑務官の滝沢は、仁藤に話しかける。「ルール違反なんだけど…裁判のニュース見たよ。本当は誰かをかばってたのか?妻子殺害の動機がおかしい。」と言う。
それに対して微笑む仁藤。黙ってご飯を食べていた。
晶の自宅にて
絵本の読み聞かせをするパパとうとうとする娘。
別室では巻頭特集にやる気を出す晶がいた。
晶は、仁藤と自分が交わしたの会話は真実で自分が仁藤の冤罪を証明出来たら特ダネになると考えていた。
そうしてネット上で仁藤に関する情報を漁っていると知り合いの刑事佐藤の姿を発見。
翌日、佐藤に会いに行く晶。佐藤は仁藤の殺人事件の担当をしていた。
刑事佐藤に直談判して話を聞こうとする晶。ランチをおごって教えてもらうことに。
晶の「最初に現場を見たのは誰?」と言う質問に対し、佐藤は「救急隊員」と返答。
救急隊員曰く、必死に人工呼吸をし「お願いです助けてください!」と言うものの救急車に乗り込むことを拒否する仁藤に違和感をもったとのことだった。
また、病院側の証言で仁藤は病院でも読書をしていたという。妻子が死にかけていて大変な状況なのに冷静に読書する仁藤に違和感があったとのこと。
証言をした人たち一様に仁藤の印象にちぐはぐな感じを受けたという。
晶は佐藤に仁藤の自供の内容を本当に信じて調書を書いたのか?と確認。仁藤は変だと思いつつ証拠が出てこないのでそうだと話す
。
仁藤への取り調べ中に、妻の爪から仁藤の皮膚辺が出てきたことを報告し動かぬ証拠だと伝えた。その上で仁藤に事件の真相を話してくれと言うと、仁藤は動機をしゃべりだした。
仁藤は「きっと信じてくれない」と前置きしたうえで、「本が増え過ぎちゃってどこにも置く場所がない、私物が減ればスペースできる。もっと本が置ける。ふざけてない。これが事実。」と話し微笑んだという。
その後は殺害を認めて隠すこともなく、また追加の動機も出てこなかった…。
そうしたちぐはぐな態度に違和感を感じ、果たしてどっちが本当なのか?と晶は考えていた。
一方、刑務所では、仁藤が刑務官の滝沢と恋愛小説「春琴抄」について話していた。
小説の概要と自分の考えを述べる仁藤に対して滝沢が「本の話になるとよくしゃべるんだな」と話すと、「本が好きなんです」と話す仁藤。
晶の自宅にて
晶が帰宅すると娘がいない。夫に確認するとサマーキャンプに行ったということだった。
しばらく娘がいないことでちょっとのんびりできるねと夫を労う晶。
そこへ晶の携帯にメールが入る。そこには「報告書」の文字。
夫が「誰?」と確認するも、「迷惑メール」とはぐらかす晶だった。
晶は夫に対して、仁藤の人物像がちぐはぐであることをこぼす。それに対して夫は「家族ってかけがえのないものだろ?」と返答。
晶はその返答に「だよね、絶対ないよね。」と念を押した。
「シャワー浴びてくる」と晶、その後ベッドに寝転がっていると夫が夕飯はどうする?と聞いてくる。
ベッドのシーツの色が変わったのを確認した晶は「シーツ、新しいの買ったんだね。」と聞く。夫は、晶に家で気持ちよく過ごしてほしい、このシーツの色は癒しの色でテレビで見たことや心にも肌にも優しいという話をした。
それを聞いてもう寝るという晶に夫はおやすみと声をかけた。
仁藤の勤めていた銀行に取材へ
晶は仁藤の人柄について聞かせてほしいと仁藤が務めていた銀行へ来ていた。
仁藤の上司は、仁藤が怒ったりイライラしたところを見たことがないと話す。
融資畑の人間で優秀・人望抜群・女性にも人気があると続ける。
一緒に呼ばれた部下たちはどこか浮かない暗い表情をしていた。
その中の一人田辺が「梶原」という先輩と仁藤とのエピソードについて話し出す。
後輩に対して傍若無人な振る舞いをする梶原について、仁藤に相談すると「納得いかないお前の気持ちもわかる、私から話す」と返答し会社の近くのレストランで待つように言われた…とのこと。
呼び出された中華料理屋で待っていると、仁藤が梶原を連れて現れ3人で昼食をとることになった。
梶原に対し仁藤は何故梶原がここへ呼ばれたのか?分かるだろうと話し始めた。
イラつき仁藤に対してすごむ梶原に対し、仁藤は微笑みながら対処し、田辺に対して謝罪するよう要求する。
気圧された梶原が田辺に謝罪をし、そのままその問題は解決となった。
梶原は、仁藤に対して「お前見た目と違ってずいぶん推しが強いな」と話す。
それに対し仁藤は「人に頼られるとノーと言えない性格なんです。」微笑んだという。
晶が取材した部下たちは、仁藤は正義の人で妻子を殺すなんて信じられないと話す。
しかし、その中に一人だけずっと黙っている男性がいた。
その男、保坂に話すを振る晶だったが、特にエピソードは無いですと返答があった。
晶はその場でできれば梶原と話がしたいとお願いする。しかし上司から梶原は自殺したと告げられ驚くことに。
その後晶は食事をとりながら、生前梶原が書いていたブログを読んでおりそこには強気な性格の文章がずらりと並んでいた。それを見ながらとても自殺しそうには思えない…と晶は感じていた。
そんなとき、晶へ保坂から入電がある。
「あの場で言いにくかったことがあって…」とのことだったので改めて別の場所で会うことに。保坂は「僕の考えすぎかもしれないですがざわざわ胸がするので」と前置きしたうえで、自分と仁藤とのエピソードを話し出した。
仁藤が昇進したある日、保坂は仁藤宛の伝言を伝え忘れてしまった。
それを仁藤に謝罪した保坂だったが、仁藤はそれに対して「保坂君さぁ、次は死ぬよ」と言ったとのこと。保坂曰く「口元は笑っていたけれど、目が笑っていなかった」「それ以来仁藤さんの仕事は絶対にミスらないよう細心の注意を払っていた」と打ち明ける。
続けて保坂はその時に梶原が自殺した時の話を持ち出し、あの時ふと仁藤を思い出したと続ける。
晶が仁藤が梶原を殺したと思うのか?と返すと、保坂は梶原は自殺なんてするわけない、仁藤の目は人を殺せる目だったと返す。そして、梶原が死んだから仁藤は早くに昇進できた…とも。
しかし一方で梶原がいなくなろうがならまいが仁藤は半年後には確実に昇進してただろうとも話し、最後は晶に聞いてもらえてすっきりしたありがとうございました。と話し、立ち去っていく。
梶原が自殺した宮霧湖へ行く晶
晶は梶原が身投げしたという湖に行っていた。
ここで梶原の遺体は白骨化されて発見され、当初は遺留品が出ず身元特定が難航したとのこと。
後に行方不明届の出されていた梶原と分かり自殺と断定されたという流れを思い出していた。
「ここで身投げ?」と晶。
想像していくうちに、動悸のする晶。
仁藤が梶原を殺害し、橋の下でそれを見る晶に微笑みかける…
あり得ないでしょ?考えすぎでしょ?何やってんだろ私…と混乱する晶。
ふと晶は思い出してもう一度保坂に連絡をとった。
他の部下が「梶原さんはセクハラがひどかった、彼氏や旦那がいようとも平気で声をかけていた」と話していたのを思い出してのことだった。
保坂に連絡した晶は、仁藤が職場結婚かどうか、仁藤の妻と梶原に過去に何かなかったか?という話をする。
それに対して保坂は「梶原が仁藤の妻を狙っていてそれを仁藤が横取りした、俺の女になるはずだったのにと愚痴っていた」という話をした。
刑務所の面会室にて
晶は仁藤に会いに来ていた。微笑みながらお辞儀する仁藤。
「(晶が叫んだことに対して)裁判所ではびっくりしましたよ」と話す仁藤。
実は直接質問したいことがありましてと切り出す晶。
「仁藤さん、本当に妻子を殺したんですか?」と直球で質問をぶつける。
それに対して「あいかわらず直球ですね」と微笑む仁藤。
晶が改めて動機や理由も確認したが、仁藤は変わらない反応だった。
そこで晶は妻と梶原の関係について話し出す。不倫関係や奥さんが嘘をついていたのではないか?と突っ込んだ質問をする。
それに対して仁藤は「鴨井さんは週刊誌の記者さんでしたね、今のはそれっぽかった」と微笑む。
そして改めて、自分の殺害動機を繰り替えす。
晶の「梶原さんと妻の関係は無関係?」との質問に、きっぱりと否定する仁藤。
立ち去ろうとする仁藤だったが、「でもあれですね」と立ち止まる。
自分と晶が幼稚園でキャンディレイを一緒につくった「親友(おやとも)」だったことを話し出し、こんな話を付け加えた。
「実は、あの席(梶原の席)はとても快適なんです。調査役の席は空調が当たらなくて快適で、あの場所でずっと仕事がしたいと思っていた。」と。
それを聞いた晶はびっくり。「空調の風にあたりたくなくて梶原を殺したの?」と言う。
それを聞いた仁藤は「素直な性格なんですね。」と言い残して去って行ってしまう。
晶は混乱していた。仁藤の言葉のどこまでが本当なのか?からかわれてるのか?目をそらそうとしているのか?分からなくなっていた。
仁藤はその頃独房の中で「春琴抄」を見つめていた。
再び刑事佐藤と昼食をとる晶
佐藤に対して、仁藤の過去を洗ったかどうか、周囲で誰かが亡くなった事件は無いのかと尋ねる晶。
佐藤は「調べても何も出てこず正直あやしいなと思うことはあったがそこから先何も出てこない。」と話し、雰囲気が怪しくても証拠がないと続ける。
晶は「それでもいいから教えてほしい」と食い下がった。
そうすると佐藤は仁藤が大学生の頃の話をしだした…。
晶は仁藤の母校に取材へ
仁藤の学生時代の仲間に関することを佐藤に効いた晶は同級生の中里真を訪ねていた。
学生時代に仁藤と同級生だった友人松山が亡くなったことに関して調べたかったからだ。
中里に松山の死因を聞くも事故だったとの返答。ほかに松山と仁藤の間にトラブルがなかったかどうかも聞いてみたが分からずじまい。中里は仁藤が当時付き合っていた女性に聞いてみては?と話を切り替える。
そこでちょっとした共通点が見つかった。
・仁藤が学生時代に付き合っていた女性は「山辺抄子(やまべしょうこ)」
・仁藤の奥さんの名前も同じく「抄子」
読み方も漢字も同じだった!
今は政治家の妻になっているという山辺抄子のもとを晶は尋ねていく。
晶が山辺抄子の自宅前をうろうろしていると「何か御用ですか?」と山辺抄子本人が現れる。
仁藤について話すをすると「自分とは関係ない」と否定し、話すことは何もないと拒否しようとする。
晶が「同級生の松山さんについて教えてほしい」というと驚いた表情で「あなたどこまで調べたの?」と話す。
結果、近所の喫茶店で話をすることになった。
「私の夫は政治家なので知っていることは話すから顔や名前は出さないでほしい」と前置きしたうえで話し出す山辺抄子。
大した話ではないが、仁藤と一時期付き合っていた。別れたのは松山の死が関係あると言えばある…とのこと。
松山が死んだ直後、仁藤に会いに行くと夢中になってゲームをしていた。聞けば松山の形見分けでこのゲームをもらったと言う。
そうやって夢中になって微笑みながらゲームしている仁藤を見て、死んだばかりの友人のゲームに夢中になるのがおかしい・気味が悪いと思ったとのこと。
山辺抄子はその後松山の自宅焼香させてもらいに行き、両親へ形見分けでゲーム機を仁藤にあげたかどうか確認、両親は覚えはないと話していたとのこと。
それを改めて仁藤に問い正して聞くのは嫌になり、結果仁藤のことが気味悪くなって別れてしまったとのことだった…。
自宅にて考え込む晶
仁藤の週刊誌記事を見つめて考え込む晶。
そこへふと「あきちゃん?」と夫が声をかけに来て我に返る。
飲み物を差し出しながら「どうしたの?」と聞く夫に対して、
仁藤は絶対妻子を殺してないと信じていた。もしくは仁藤が殺したのなら何か深い理由があるはず。その深い理由とは何だろう?誰をかばっているのか?などそれを調べたら特ダネになると思って調べてきたことを打ち明ける。
しかし、調べれば調べるほど逆の気持ちが強くなっていき、普通の人間には理解できないシリアルキラー(意味:一般的に異常な心理的欲求のもと、1か月以上にわたって一定の冷却期間をおきながら複数の殺人を繰り返す連続殺人犯に対して使われる言葉)なのではないかと感じるようになってきた…と話した。
夫は「ならそっちの方向で記事にするんじゃだめなの?」と返す。
臨機応変に話の筋を変えるのも時には必要。人間なんだから間違いはあると提案する。
「そうだよね」と笑顔の晶。
「どんな人間も間違いはあるよね、間違いなら、人生楽だろうね大丈夫、ちょっと気がラクになった」と晶。
「ならよかった」と夫。がんばってねと晶を労った。
晶は再び仁藤に面会していた
晶は事故でなくなった仁藤の同級生松山のゲーム機について聞きに来ていた。
今も松山のゲーム機を持っているかどうか確認する晶に「多分捨てた」と話す仁藤。
形見分けでもらったものを捨てたのかと納得いかない晶に対して、仁藤は涼しい顔。
晶は、松山の両親に会ってゲーム機について確認し、仁藤にそれをあげた覚えはないと話していたことを伝えた。
それに対して仁藤は「松山が都合よく死んでくれたんで仮パクしたんです。松山にもらう方が早いし。…とでも言うのを期待していたのか?」と答える。
また、「分かりやすい物語が欲しいんでしょ。マスコミは強引にわかりやすい話にもっていく。そうですねぇ…妻子の殺害の動機には悲しい動機があったとか、簡単に人を殺すシリアルキラー、異常な殺人者にしたいと思っている」と続けた。
それに対して「抄子という名前にこだわりは?」と切り替え質問をする晶。
妻の名前が「抄子」で、かつての彼女の名前も「抄子」であることは偶然なのか?と突っ込む。また、そらに過去をさかのぼるとまた新たな抄子が見つかるのか?とも。
「ある意味わかりやすい物語ですね」と答える仁藤。
仁藤は改めて自分が殺害したのは妻子だけで、仕事仲間の梶原も同級生の松山も殺していないと主張。
また、「私より鴨井さんの方が人殺しの素質ありそうですよ」と言い残し出て行ってしまう。
デスクの井上から着信があった
井上からこんな経過報告では巻頭特集は無理だと告げられる晶。
落胆する晶に井上は「今夜開いてる?」と聞く。さらに「仁藤の小学校自体の同級生に会わせてやる」と話し、なんとその女性の女性の名前も抄子であるとのこと。
晶は驚いた!
その後、井上の行きつけのお店にて女性と接見。聞けば本名が「抄子」で仁藤と小学生時代の同級生とのこと。
交渉して閉店後に話を聞かせてもらうことになった…。
としちゃん
井上の有り金全部をふんだくった後で抄子は話し出した。
仁藤と小学生時代の同級生だという「抄子」は、仁藤のことを「としちゃん」と呼んでいた。
彼女はとしちゃんは無実で、人を殺す勇気なんてないと話す。
また、自分が義理の父から性的虐待を受けていてそれを仁藤に打ち明けたことを話し出す。
さらには強く共感し怒ってくれた仁藤と共にその義理の父の殺害計画を立てたことを告白する。
当時住んでいたアパートの2階から酒に酔った義父が出てきたところを階段の上から突き落として殺害するという内容だった。
突き落とすのは仁藤の役割だったが、実際にその場面になると仁藤は泣きだし自分には出来ないと言いだす。
抄子はならば自分がと飛び出し義父を突き落として殺害したと言う。
さらに抄子は、義父の殺害がこんなにも簡単にできてしまったことに対してさっさとやればよかったと言い、その場にいた仁藤に対して「としちゃんみたいな意気地なしは何の役にも立たないからさっさと帰って」と突き放したと言う。
こうしたエピソードを受けて、抄子は改めて仁藤には殺人ができない(意気地なしだから)と話した。
衝撃を受ける晶と井上。
その話を聞いて、ぐったりしながら帰る2人。
しかし、仁藤の本性をあぶり出したことに確信を持っていた。
仁藤の殺人犯としての動機の根源には、自分の好きな女の子から意気地なしと言われたのがショックでまたさらに「邪魔なものは殺人で排除できる」とこの件で学んでしまったことがあると確信。
2人は連続殺人犯仁藤の誕生秘話として来週号の巻頭特集を差し替えようと決めた。
その後、事務所にて記事作成に取りかかる晶と井上。
「仁藤の秘話は、ジャーナリスト鴨井晶の復帰戦として最高だ」と井上は喜んでいた。
その後晶は刑務所にて仁藤と面会
仁藤に対して晶は、仁藤がいとも簡単に人を殺すようになったのかその動機がわかったと話し出す。
仁藤に出来上がった記事を見せて、目の前の邪魔なものを殺せば簡単に排除できると学んでしまったと詰め寄って見せた。
この動機は真実であなたは妻子を排除した、「抄子」という名前にこだわっているのも意気地なし役立たずを引きずっているから、そして最後には妻の「抄子さん」、自分の中の「抄子」まで排除してしまった。と詰め寄る。
それを聞いて仁藤は、「かわいそうに…」とひと言。
興奮気味の晶に対して、仁藤は「この週刊誌は売り出されているのか?今更言いにくいのですが、あなたの話を聞かれた抄子さんは別人だ」と話し出す。
「深浦抄子さんは私の初恋の子ですが、義理の父親から性的虐待なんて受けてない。実家は豪邸で、祖父母に育てられていた。」
また、「義理の父からの性的虐待は別の子の話で、その人のことだとすると鴨井さんの記事は成立しない。性的虐待を受けていたのは男の子だ。」と続けた。
晶は驚き「私の会ったあの子は男の子だってこと?」と言う。
仁藤は「人ってそんな単純なものではない」と返し、
「あなたは身近な人が何を考えているかわかりますか?すべては分かりようがない、でもそうして生きている。なのに殺人犯のその心理を理解しようとしないと何故落ち着かないのですか?」と言う。
晶は「それを取り除いてやるのが私の役目」と食い下がる。
仁藤は「不安なのはあなた自身じゃないのか」と返し、「私を物語にしようとした、不安だから。本来理解できる結末なんて現実の世界には存在しない。」と話す。
それを聞いて、その場を去っていく晶…。
微笑みながら仁藤はそれ見送っていた。
仁藤との面会を終えた晶は、仁藤の小学校同級生「抄子」の勤めるお店に確認の連絡を入れた。
しかし、彼女はすでにお店を辞めていた…。
だまされたのか?何だったんだ?今まで何だったんだ?と混乱する晶だった…。
自宅へ戻ると…
晶が自宅へ戻ると「ご主人の調査報告です」と探偵が書類をもって待っていた。封筒を渡して「これで終了です」去っていく探偵。
その封筒を開封し、写真を見る晶…。
その時お隣では女性が洗濯物を取り込んでいた…。
部屋に入ると「あきちゃんお帰り~」「腕によりをかけてごちそうつくるね」と言う夫。
「ねえ」と晶が言いながら放り投げた写真を見て夫は固まる。
「ああ…、これちょっと待ってね。」と夫。
写真には仲良さげにいちゃつくお隣の女性と夫の姿が…。
隣の奥さんと不倫する夫のイメージが晶の中に駆け巡る。
「これ誤解だよ」と夫。
「もともと隣の奥さん精神的に揺れてるところがあってね…」と
微笑む。
晶は「どうして今まで気づかなかったんだろう…この人とあの人の微笑みは似てる。」と夫を見つめる。
「え?なに?」と夫
その瞬間、晶はアイスピックで夫を刺してしまう!!!
倒れる夫…
刑務所にて
「今度は何の本?」刑務官の滝沢が仁藤に尋ねる。
新しく読み始めた本「晶子曼荼羅」について話をする仁藤。
滝沢は「そういえば、あんたんとこに来てた記者旦那を殺したってさ!驚かないのか?」と話す。
「あまり驚きません。」と仁藤。
「人間ですからね そういうことがあってもおかしくない」と言って微笑んでいた…。
刑務所ですれ違う2人
仁藤と晶は再び刑務所ですれ違うことになる。
仁藤は晶に向かって「人は他人のことを分かっているつもりで何一つ分かっていない。笑顔の方がいいですよ、その方が魅力的です。」とささやく。
「分かったときにはもうことは起きてしまっている…」
と晶の言葉でドラマが終わった。
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「微笑む人」のキャスト一覧!
こちらでは「微笑む人」に出演しているキャストの方々をご紹介していきます。
松坂桃李・仁藤俊美(にとう・としみ)役
- キャスト名:仁藤俊美(にとう・としみ)
- 俳優名:松坂桃李(まつざか とうり)
- 役者プロフィール:神奈川県茅ヶ崎市出身、1988年10月17日生まれ、俳優・モデル、トップコート所属
- 過去出演作:テレビ:侍戦隊シンケンジャー、梅ちゃん先生、ゆとりですがなにか、わろてんか、この世界の片隅に、いだてん 映画:娼年、不能犯、麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜他多数
松坂桃李さんは主演で、妻子を溺死させた犯罪者、公判中の被告人の役を演じています。
一流大学卒業後大手都市銀行に就職し、支店勤務時代に知り合った抄子と職場結婚、一児(娘)の父。世田谷の高級マンションに住んでいて、誰もがうらやむ幸せな暮らしを送っていたが「本の置き場所が欲しかった」という理由だけで妻子を殺害してしまう。
常に微笑みをもち妻子を大切にしており、誰もが認める“いい人”だが、その顔の裏には思いもよらぬ過去が隠されていた…。
ここ数年数々のドラマ・映画を経て着実にステップアップしている松坂桃李さんの主演、期待大です!
尾野真千子・鴨井 晶(かもい・あきら)役
- キャスト名:鴨井 晶(かもい・あきら)
- 俳優名:尾野真千子(おの まちこ)
- 役者プロフィール:奈良県吉野郡西吉野村(現・五條市)出身、1981年11月4日生まれ、女優、TOM company所属
- 過去出演作:テレビ:カーネーション、最高の離婚、夫婦善哉 映画:クライマーズ・ハイ、探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点、そして父になる他多数
朝ドラヒロインなど数々の重要な役を演じてきた尾野真千子さんが今回演じるのは、週刊誌『週刊海潮』の契約記者です。
もともと松坂桃李さん演じる仁藤とは、娘同士が同じ幼稚園に通っていたため以前から面識があった。
法廷で仁藤が語った「本の置き場所が欲しかった」という動機に納得がいかず、事件の真相を究明しようと動き始め、仁藤を知る人物や捜査関係者に取材を開始する。
…しかし次第に自分が知っている仁藤とひとから聞く仁藤の人物像に乖離が生じ、複雑な感情を抱くように。
尾野さんの演じる鴨井は原作には無い役どころです。鴨井の動きが中心となり、事の真相へと迫っていくのでしょうか。楽しみです!
生瀬勝久・井上 肇(いのうえ・はじめ)役
- キャスト名:井上 肇(いのうえ・はじめ)
- 俳優名:生瀬勝久(なませ かつひさ)
- 役者プロフィール:兵庫県西宮市出身、1960年10月13日生まれ、俳優・タレント・司会者、リコモーション所属
- 過去出演作:トリック、ごくせん、ストロベリーナイト、リーガルハイ、仮面ライダージオウ他多数
生瀬さん演じる井上は、週刊誌『週刊海潮』のデスク。
鴨井とは上司・部下の関係で何かと鴨井を記者として便利屋扱いしている。
少々、チャラいキャラクター(笑)。
意外な人脈を持っており、事件につながる証言を得ることもある。
生瀬さんは名バイプレイヤーとしても有名ですね。今回は鴨井の上司役。週刊誌のデスクとしてどうストーリーに関わってくるのでしょうか?期待大です!
福田転球・佐藤邦男役
- キャスト名:佐藤邦男
- 俳優名:福田 転球(ふくだ てんきゅう)
- 役者プロフィール:大阪府交野出身、1968年9月10日生まれ、俳優・演出家、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
- 過去出演作:ドラマ:金曜ドラマ「Nのために」、日曜劇場「下町ロケット」、連続テレビ小説 スカーレットほか
仁藤俊美の取り調べを担当した刑事役。晶とは過去に面識がある設定。
クセのある刑事という感じでしょうか、福田さん演じる刑事が仁藤にどう迫るのか?楽しみですね。
よしもと所属の俳優さんなのですね、舞台経験豊富でコワモテ役となれば適任だなぁと思いました!
田中要次・滝沢孝一役
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- キャスト名:滝沢孝一
- 俳優名:田中 要次(たなか ようじ)
- 役者プロフィール:長野県西筑摩郡新開村(現・木曽郡木曽町)出身、1963年8月8日生まれ、俳優・タレント、ザズウ所属
- 過去出演作:映画:鮫肌男と桃尻女、KILL BILⅬ、手紙、HERO ドラマ:ゲゲゲの女房、梅ちゃん先生、純と愛、あまちゃん他多数
キャリアも相当なベテラン俳優の田中要次さん演じるのは、仁藤が収監されている拘置所の刑務官役です。
仁藤を何かと気にかけているそう。田中さんはその濃い顔(失礼、ごめんなさいね)が印象的ですが、実はとても猫が好きなんです。
同じ猫好きとしてシンパシーを感じます(ドラマと関係ないエピソードですみません)。
阿部亮平・梶原敬二郎役
- キャスト名:梶原敬二郎
- 俳優名:阿部 亮平(あべ りょうへい)
- 役者プロフィール:愛知県知多市出身、1980年3月26日生まれ、俳優、JFCT所属
- 過去出演作:WATER BOYS2、ROOKIES、花燃ゆ、ゾンビが来たから人生見つめ直した件、今日から俺は
同姓同名の阿部亮平さんがジャニーズにいらっしゃるので、そちらの阿部さんが出演されるのでは?と思っている方も多いようです。
が、役柄的に仁藤の先輩という設定なのでこちらの阿部さんだろうというのが有力です。
コワモテだなぁと思っていたら、ウォーターボーイズ2やルーキーズ、今日から俺はなどに出演されているんですね。絶対どこかでお目にかかっているはず!
薬丸翔・保坂 保役
- キャスト名:保坂 保
- 俳優名:薬丸翔(やくまる しょう)
- 役者プロフィール:東京都出身、1990年10月25日生まれ、俳優、株式会社Nabura所属
- 過去出演作:映画:何者、愛なき森で叫べ テレビ:4分間のマリーゴールド など
薬丸裕英・石川秀美夫婦の長男さん。弟はサッカー選手、妹はタレントと幅広く活躍する薬丸一家なんですね。
今回の役どころは仁藤の職場の後輩とのこと。仁藤を尊敬していたということです。
佐藤乃莉・カスミ役
- キャスト名:カスミ
- 俳優名:佐藤 乃莉(さとう のり)
- 役者プロフィール:新潟県出身、1984年6月7日生まれ、女優・モデル、エイジアプロモーション所属
- 過去出演作:ドラマ:科捜研の女、絶狼-ZERO- -BLACK BLOOD‐、警視庁・捜査一課長ほか
キャバクラ勤務の女性で仁藤の小学生時代の同級生という設定のカスミ役を演じる佐藤さん。
ドラマ内で重要な役どころとなりそうな感じがしますね!
小久保寿人・鴨井拓郎役
- キャスト名:鴨井拓郎役
- 俳優名:小久保寿人(こくぼ としひと)
- 役者プロフィール:愛知県出身、1984年11月4日生まれ、俳優、JFCT所属
- 過去出演作:ドラマ:西郷どん、いだてん〜東京オリムピック噺〜、櫻子さんの足下には死体が埋まっている、グッドパートナー 無敵の弁護士他多数
晶の夫役、働く妻に代わって家事や育児もこなす設定の小久保さん。その優しそうなお顔立ちから、夫役に採用されたのでしょうか。
家事育児をこなす夫がいてくれるからこそ、妻が安心して仕事に出られるというもの。晶のサポート役としてどんな演技をしてくれるのでしょうか。楽しみです!
「微笑む人」ドラマ化、巷の反応は?
「微笑む人」のドラマ化について、原作を知る人も、松坂桃李さんのファンの方もおおむね好意的な反応です!
松坂桃李さんの演技力が評価されてのことなのでしょう、どんな内容になるのか楽しみです!
https://twitter.com/ichigomiso30/status/1215054351854522369?s=20
https://twitter.com/chako10171006/status/1215205169698226176?s=20
https://twitter.com/michico06200922/status/1215022901797113857?s=20
https://twitter.com/shironero36/status/1215015192204963840?s=20
https://twitter.com/moku24746619/status/1216030640727977984?s=20
「微笑む人」の原作について
「微笑む人」の原作は貫井徳郎さんの作品です。
貫井さんは過去2010年に「後悔と真実の色」で第23回山本周五郎賞、「乱反射」では第63回日本推理作家協会賞を受賞されている人気のミステリー作家さんです。
「微笑む人」は2012年の作品で、現在も文庫本も出版されている売れ筋ミステリー小説となっています。
貫井徳郎さんの作品は過去にも映像化されており、「愚行録」「乱反射」と聞くと「あぁ~あれか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
個人的にミステリー小説が好きで時々読んでいるのですが、この原作がドラマでどう表現されるのか?個人的にも楽しみにしています。
原作の中盤~後半にかけて次々に明らかになる事実や驚愕の展開を、原作には無かった役どころの尾野真千子さん演じる鴨井晶や、松坂桃李さんの演技力、そしてドラマならではのスリリングな流れがどうかみ合って作り上げていくのか?楽しみで仕方ありません。
ドラマ「微笑む人」は裏方もすごい!
今回のドラマ「微笑む人」は裏方もすごい方が揃っています。
脚本は秦建日子さん、演出は落合正幸さんなんです!!
秦建日子さんは、ドラマ・映画と大ヒットした「アンフェア」シリーズの原作者として知られていますし、落合正幸さんは、映画「呪怨」「パラサイト・イヴ」や「世にも奇妙な物語」を手掛けた実力者です。
御二方と松坂桃李さんはじめ実力者ぞろいの俳優陣がどういう「微笑む人」を作り上げてくるのか?ワクワクが止まりません!
「微笑む人」がドラマ化されたらどうなる?
原作では「中途半端」「もう終わり?」「結局よくわからない」「モヤモヤする」という声もありました。それがこのドラマを見ることで何らかの結末を得ることとなり、スッキリするのかな・・・?という期待もあるのではないでしょうか。
松坂桃李さんは「できるだけ仁藤という男を『こうだ!』と断定せずに、フラットにとらえることを心がけた」「感情の揺れ動きやテンションが一定という今回のような役柄は初めて」とコメントしています。
また、尾野真千子さんも演じてみて「感覚というものは、人それぞれである、という面白さと、現実世界においても理由付けが難しい事柄が起きている怖さを、お見せできたら」とコメントを出しています。
貫井さんの原作を脚本家の秦建日子さんがドラマとしてどういう風に仕立て上げたのか。そして松坂桃李さんたち演者が意識的にその感情や感覚を単一化せず複雑なままそれをニュートラルに演じあげ、演出の落合正幸さんがどう作り上げるのか?
…考えるだけでも楽しみが膨らみます!
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テレ朝ドラマ「微笑む人」は、3月1日21:00~放送です。
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さいごに
最近はなかなかおもしろいミステリー作品に出会いがなかったのですが、「微笑む人」はなかなかに秀一な作品だと個人的に思っています。
人間は一言で「○○なひと」と片付けきれない部分があります。
この原作小説でも主人公で殺人犯の容疑者である仁藤の殺人の動機に表裏があるのかどうか?分かりやすいストーリーで片付けられるのかどうか?が後半の焦点になっています。
貫井さんの作品は文章にクセがなくするすると読み進められてしまう一方で、読後感としては「すっきりした―!」という感覚にはならず、読んだ人自身が結論付けていくというか、自分なりの解釈をしていくという原作なので、これがドラマ化されると最後のあの流れをどう映像化しストーリーとして完結させるのか(させないのか?)が気になりました。
早くドラマを見て、原作との違いを楽しみたいです!
ドラマ視聴後、華子の個人的感想(冒頭ネタバレ注意)
ドラマとしてのラストは、鴨井晶が不倫していた自分の夫を浮気した証拠をつかんだ後でとっさにアイスピックで殺害してしまう…というものでした。
思い返せば、最初から付箋が貼られてていたな~と思います。
都度、晶のもとへ届くメールや着信。
これが夫を調査する探偵からの報告だったんですね。
鴨井晶は自分の家庭が壊れていくのを薄々と感じながら、仁藤の事件について考えることでそれを見てみぬふりをしていたのかもしれません。
ずっと疑っていたけれども、なかなか証拠は見つからない。
もっと早くに自分の家庭のことを考え直していれば、違ったのかもしれない。
最後の晶の言葉「分かったときにはもうことは起きてしまっている…」も印象的でした。
あ、もしかして証拠(しょうこ)=抄子(しょうこ)も掛け合わされていたのかな??
一方で、松阪桃李さん演じる仁藤の微笑みはとても優しく見える一方で、薄気味悪い雰囲気も出していてとてもニュートラルに感じられました。
結局、仁藤の妻子殺害動機の真相は分からずじまい…というか「本の置き場所がなかったから」という最初の理由しか分からないままでしたね。
原作小説のストーリー展開を壊さず、それでいてドラマオリジナルの展開とオチをつける。
非常に面白いドラマでした!!
しかしまぁ、現在のマスコミに苦言を呈する作品にも感じられましたね。
物事はそんなに短絡的ではなく、一辺だけを切り取っても仕方がない。
仁藤の晶に対する「そういうことじゃない」という言葉や態度がそのまんまマスコミに当てはまるんじゃないかなぁとも感じました。
晶の結末には驚きましたが、結局仁藤についてはいろいろ含みを残したままとなっています。これをどうとらえるのか?という解釈は原作小説同様ドラマでも同じ印象でした。
ドラマ作品中に仁藤が読んでいた本
読書好きの仁藤が刑務所内で読んでいたとされる2作品を紹介します。
良かったらこちらも読んでみてください。
\ 『春琴抄』谷崎潤一郎 /
\ 『晶子曼荼羅』佐藤春夫 /